今日の症例から ~肘の専門医から見た野球肘①~
中学1年生の野球肘の相談を受けています。 他院で受診すると「ねずみがあるから3か月お休みしてください」と言われたようです。 休むことは、悪くないのですが「どう休むのでしょうか?」 トレーニングをすると言われていたようですが、「休んだ先の結果とその時うまくいかなかったら何が起きるのか」について言及していないのです。 外側型の野球肘で遊離体がある場合、ひっかかりがでますので痛みがでること必発です。プレイしているどこかで引っかかる、痛みがでるなら早めに鏡視下摘出が選択枝と出てくるべきです。 小頭の欠損が大きければ, パフォーマンスの回復を目指すなら関節形成術を考えます。 野球肘の検診については、色々な考え方があり ます。トレーナー目線、医師目線などできる手技によってその手法、指導方法、などさまざまです。受診する前には、かかる医院が 肘専門医であるかを確認してから相談して欲しいです。 お願いします。