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 足関節がいつも痛いとのことで来訪されました。外観でも土踏まずがなくなっています。 痛みが続くならば調べましょうということで、CTで確認してみると、画像のように骨に穴が開いていて、一部欠けているところも認めます。 距骨下関節の変形性関節症 でした。 症状によっては、手術的に直していくことが可能です。どうぞあきらめることなく、ご相談いただければと思います。
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  上腕骨内側上顆炎 という病態も珍しいのですが遭遇することがあります。画像のように負担がかかりすぎると付着部が損傷してしまいます。また保存療法で注射を頻回に行うと、逆に付着部の強度が脆弱することもありますので、なかなか治療が難しい病態の一つです。  使用頻度が多い(過負荷なお仕事が多い)ため、限界まで使いすぎている方も多いです。     画像は術中所見です。付着部の変性を認めております。補強するように修復して、その後のリハビリを頑張っていただきました。  肘の内側の痛みは、靭帯損傷だけではありません。確実な診断、適切な治療を心掛けて引き続き診療にあたってまいります。

今日の症例から  ~スポーツをしていて、小指がしびれる人は要注意 ~

 今回は、肘の痛み、しびれで来院された患者さんでした。40代の男性です。昔、野球をしていて社会人になって引退したのですが、仕事で腕を使っていると小指側が痛かったのですが、最近は痛みとれたのに、動きにくくなったので相談にきたとのことです。  この方は、肘関節の変形が強くなってしまい、尺骨神経が圧迫されてしまっていました。いわゆる 肘部管症候群 と呼ばれる病態です。  この症状は最初のうちは腕の小指側にしびれがでるのですが、動作時のみ出ていたり、少し休むと軽くなることも多いです。しかし、そのまま無理をしていると、筋肉も痩せて動きにくくなり、手指が使いにくくなります。  痛みというのは、慣れると痛くなくなったような錯覚になる方も多いです。いわゆるしびれに慣れた状態ともいえます。この痛みは 神経が圧迫された病態 ですから、神経にとっては「助けてください」というサインですので、どうか 早めに手外科専門を受診 してください。  首から来ているのか、肘から来ているのか判断してもらうのが先決です。  ちょっとの差が、治療にとって大きな差になりますのでよろしくお願いいたします。