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本日の症例から  橈骨遠位端骨折の手術後とその動き

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  橈骨遠位端骨折をご紹介いただくことは、以前からございましてありがたく思います。今回も久しぶりに画像を掲示させていただこうと思います。 69歳 女性 農作業をされる方です。農作物を収穫して運び出すときに誤って転倒されました。写真の様に折れていて安定感のない骨折でした。 状況からも早く手を使いたいとの申し出もございましたので、手術をさせていただきました。plateを使っての固定が一般的ですね。 この時、どの機種を使うのかは、先生方の慣れもあるかと思いますが、 とくに最近の橈骨遠位端骨折に使用するplateはコンセプトが色々ありますので、機種自体の個性を熟知する必要もあるかと思います。 そのため、骨折型にあった機種選定には術者の経験値が必要です。 出来上がりはこのような感じです。他の方々も基本的には変わらないのですが、手関節を動かす部分をいかにきれいに確実に戻すかが焦点です。 かつ、早期にリハビリへ移行できる固定性がなお良いですね。 手術後の3か月の動きはこのぐらいです。仕事復帰の意欲が高いことも幸いしたかと思います。日常生活とプラスアルフアが必要な方でしたので、期待に応えられたかとは思います。 患者さんの喜ぶ顔やほっとしているお顔は医師としても癒されます。 今後もひとつひとつの出来ることを積み重ねていこうと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com