サッカー選手の足関節の痛み
今日は、サッカー選手の足関節前方の痛みでした。外側側副靭帯が陳旧性に傷んでいました。これは、本人も自覚していましたが、最近、足関節の前全体が痛いようです。レントゲンでは、骨棘があり、前方のインピンジメント障害と思われました。 本人に今後のスポーツレベルと日常生活動作での困り具合を伺い、今回は、関節鏡視下にデブリードマン(骨棘を切除)することと、靭帯再建をお勧めしました。 県内の2つの医療機関を回ったそうです。もったいない印象です。 2か月の愁訴でしたので、選手も今後に不安そうな顔をしていました。保存療法でも良いのですが、「病態が○○だから、1か月は××までやってみましょう。だめなら代替えの案もしくは手術も考えましょう」などと選手に提示していただけると、きっと選手も安心して身を任せられると思います。 医師によって治療方針が異なることは珍しくはありません。 説明をきちんとすることで、少しでも不安感が減ることが、治療方針を決めていく第一歩になります。 まさに、時は金なりなのです。無駄な時間を費やさないように私も取り組まなくてはなりません。