最近の症例から ① ~高校野球選手の骨折~
ブログも久しぶりの更新となります。甲子園も開幕して活躍する高校生を見るのが、夏の風物詩ですね。仕事柄、悲喜こもごもは予選の段階で故障している患者さんとの出会いです。
今年の思い出エピソードは、5月に指の骨折をした高校3年生の患者さんです。他院で手術せずに経過をみていたようです。甲子園予選に間に合うかどうかの質問には答えてもらえず、3週間ぐらいたってから不安になり来院されました。
野球に限らずスポーツは、限られた時間との戦いです。本番までの練習はできるのか?、本格的な復帰はいつなのか?、練習に耐えられる強度に戻るのはいつなのか? これを具体的に提示してあげることが医療機関にとって重要です。
手術がすべてではありません。最短、最善の方法をきちんと提示する医療機関を選んでほしいと切に願います。
この高校生は手術をして、県予選に間に合いました。そして、幸い県予選を突破して、甲子園にもレギュラー出場できました。
私自身は、テレビ応援になりますが、やはり治療した選手が活躍してくれるのは、うれしい限りです。いつも付き添われていらしたお母さんの顔も浮かびました。
「正確な診断」「的確な治療」を実践するために診療を続けてまいります。
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