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スポーツにおける足関節靭帯損傷① ~大まかな治療方針~

 最近、セカンドオピニオンでも足関節靭帯損傷をお預かりすることが多くなりました。スポーツでの捻挫により来院された方には、その方の復帰時期を意識して指導しています。  頻度が多い訳ではないのですが、早期に前距腓靭帯と踵腓靭帯のダブル損傷の場合は、手術加療を勧めています。それ以外では、バランスリハビリを工夫しつつ生活指導で対応していることも多いです。  初期治療をおろそかにすると治るものも治りません。  腫脹の有無、内出血の有無、ストレス撮影の評価などは、治療方針に重視しています。初期の安静固定は次の治療につながります。 「 何となく治る」は本当に治るのか?主治医の先生ともう一度相談してみてください。

今週の診療から2019 ① ~ 野球肘外側型 ~

  今週の診療室からは、野球肘を取り上げます。野球肘には内側型、外側型、後方型があります。内側型が圧倒的に多く、今週も野球少年の患者さんをお預かりしています。レントゲンでの45度屈曲位正面画像、外反30度での内側上顆のはく離部分の把握が必須です。  前医で「様子見ましょう」「無理しないで行きましょう」とコメントされ、痛みが1か月続くとの相談を頂くパターンが多いです。  もちろん、骨の異常がない子もいましたが、投球時の痛みが走った思い出が聴取できると診断の大きな一助になります。すこし、休憩をあげればまた復活できます。野球がやりたくて、痛みを我慢する子も多くいます。  しかしながら、 コンデションをきちんと保つことで上の学年になっても 野球を目一杯楽しめるようにしてあげたい今日この頃です。  みんな、頑張れ! でも頑張りすぎないで!

連休中のスポーツと野球肘

  連休中はスポーツを盛んに行われていたと思います。試合、練習後のアイシング、ケアはできていますか?  数日間の休息が体には重要です。大谷選手がよいよバッターで出場するとのことです。  もしも故障をしても治療をすると晴れの舞台に戻ることはできますが、かかる時間を考えると間に合わないこともありえます。  予防が一番です。不安を感じたら、きちんと相談しましょう。診断することが体を守る第1歩です。