今週の診療から2019 ① ~ 野球肘外側型 ~

 今週の診療室からは、野球肘を取り上げます。野球肘には内側型、外側型、後方型があります。内側型が圧倒的に多く、今週も野球少年の患者さんをお預かりしています。レントゲンでの45度屈曲位正面画像、外反30度での内側上顆のはく離部分の把握が必須です。

 前医で「様子見ましょう」「無理しないで行きましょう」とコメントされ、痛みが1か月続くとの相談を頂くパターンが多いです。

 もちろん、骨の異常がない子もいましたが、投球時の痛みが走った思い出が聴取できると診断の大きな一助になります。すこし、休憩をあげればまた復活できます。野球がやりたくて、痛みを我慢する子も多くいます。

 しかしながら、コンデションをきちんと保つことで上の学年になっても野球を目一杯楽しめるようにしてあげたい今日この頃です。

 みんな、頑張れ! でも頑張りすぎないで!

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