今日の症例から ~橈骨遠位端骨折はどこまで直す?~
今日は、橈骨遠位端骨折の患者さんでした。2017の橈骨遠位端骨折ガイドラインでは、「活動性が高い、または早期に患肢の使用を要する高齢者には手術療法を提案してもよい」という提言があります。
今回の患者さんも一人暮らしで、自分で食事やごみ出しをするなど生活活動性が高いことがはっきりしていたので、手術を提案しています。
手術をしない治療では、ギプスで4から5週間固定するのでは困りますとおっしゃていましたので、手術日程を設定することになりそうです。
折れた骨をもとの良い形に戻すのも、手術の方が有利ですので(手術しなくてもかまいませんが、骨折のズレをギプスで治せないと意味がありませんので。)確実な治療をとなると選択枝の一つです。
保存療法と手術療法の長所、短所を説明していただき、納得いく治療を選択していただければと思います。
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