日本肘関節学会の座長依頼 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 11月 24, 2018 先日、日本肘関節学会の座長依頼のお手紙がとどきました。雪まつりが札幌で開催される時期ですので、まずは宿泊確保が大切です。 日本レベルの肘関節に興味のある整形外科医が一同に会して議論、発表する2日間です。 座長の依頼は、いつもながらですが、身の引き締まる思いです。活発な議論の中に新しい思考、工夫がみられるので楽しみな2日間です。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
本日の手術後症例 ~母指CM関節症の手術後~ 11月 28, 2021 本日の外来には、昨年手術をした母指のCM関節症術後の方がいらしていたので、動画をとらせていただきました。 手術なので、指を使う上で馴染むまで気になることもあったようですが、本日で1年ぐらいです。 外観ではわからないぐらいの状況の傷です。右手を手術されています。 動画も撮影させていただきました。 つまむのも力がしっかり入っています。私の指の色も変わるくらい引っ張り合いができています。「痛みがとれたのが何よりです」と伺いました。 動きやすいとは言われなかったのですが、関節形成術という方法にしているので、手のひらをテーブルにつけることは、関節固定術よりもしやすいことが多いです。 肉体労働などしっかり手指のつまみ動作が必要な方にはご相談で固定術を行っています。どちらの手術にも長所、短所はございますので執刀していただく先生とご相談がよろしいかと思います。 「無理しないでつかえば大丈夫」「痛くないように使ってください」は、私も申しますが、永遠にこの2つの説明だけでは患者さんも納得していただけないと思います。 お困りの方が来訪される訳なので、対策として手術もあることをきちんと説明してくれる整形外科医、手外科医とご相談いただくのがよろしいかと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com 続きを読む
一般的な腱鞘炎(ばね指)の治療方針について 4月 21, 2024 手指の腱鞘炎の特徴と症状について 腱鞘炎とは、腱と腱鞘の間に炎症が起きる病気です。腱は腱鞘の中を通って指を曲げたり伸ばしたりする際に必要な部位です。 症状は初期段階では違和感や不快感、一瞬の痛みがあります。進行すると指を曲げ伸ばす動きが困難になり、日常生活に支障をきたすこともあります。 手指の腱鞘炎の治療法 1: 安静 症状がある場所に負担をかけずに安静に過ごすことが大切です 2:ストレッチ 症状が軽減したら手指を意図的に反対側の手で伸展させることで、 指の柔軟性、腱の滑走性を保つことが重要です 3: 病院での治療 改善が見られない場合は、ステロイド注射を腱鞘内に投与して炎症 を 抑えることもあります。並行して、運動療法リハビリにて具体的 な手指の使い方を指導します 4:手術 1から3の治療で改善が得られない場合、来院時にすでに関節拘縮、 屈筋腱同士の癒着がある場合は手術が必要になる場合もあります 手指の腱鞘炎の手術方法 実際の手術方法には以下の3つがあります 1. 腱鞘切開術 o 通常の皮膚を切開して行う手術です o 局所麻酔を行い、腱鞘の直上の皮膚を数センチ切開します o 切開した箇所から原因となっている腱鞘を探し、指の両側にある動脈や神経を傷付けないように手術を行います o 抜糸は 10 日前後で行われますが、軽度の作業はすぐに行えます o 費用は症状によって異なり、健康保険の 3 割負担で 2 万円前後です 2. 内視鏡手術 o 内視鏡を使って行う手術です o 局所麻酔を行い、皮膚を数ミリ切開し、内視鏡の管を挿入します o 管の中にメスを入れて炎症を起こしている腱鞘を切除します o 費用は施設によって異なり、健康保険の ... 続きを読む
手首の付け根が痛い ~母指CM関節靭帯損傷~ 5月 02, 2021 しばらくお休みしていたのですが、また5月から今月の症例からということで私のお預かりさせていただいた 患者さんの病態について、少しづつ説明していこうと思います。 母指の付け根がなにかしら使う時だけ痛い方は結構多いかと思います。年齢にもよりますが、若い方ですとスポーツのけがで「突き指した」「親指がひっくり返った」「折れてなさそうだけど、使う時にはいつも痛い」などなど思い当たる節があるかと思います。 その中の一つに 指の付け根のCM関節靭帯の緩み が考えられます。 細かいことは置いておきますが、「ペットボトルのふたを開ける」「ビンのふたを開ける」「袋を引きちぎろうとする」などで痛い場合に疑われます。 知っている医師は負担のかけない方法や手術での治療も知っているのですが、残念ながら、患者さんに上手く伝わっていないようです。逆に先生方に上手く質問をしていただくと答えてくれるかもしれません。 質問の例として 先生:「無理しないように使ってください」 患者さん:「では、どうしたら負担がかからないのですか?」 この時に 具体的に使い方を指導して くれる先生は良い先生ですね。「 テーピング貼りなさい 」という先生は要注意です。それだけでは無理なので。 先生:「使う時だけ痛いなら、大丈夫です」 患者さん:「では、このまま不自由なままですか?」 この時に医師になぜ大丈夫かを説明させましょう。膝が痛い人も立ち座りや動いている時が痛いのです。関節の痛みは動くときに出ますので、手指でも装具を使って関節への過負荷を減少させます。保存療法の提案があるはずです。 先生:「様子見ていたら治ります」 患者さん:「どのくらい、どんな感じで様子見るのですか?」 この時にいつまで様子を見るのか聞きましょう。患者さんの手の状態によっては、手術を考える必要性も出てきます。待てば治る訳ではありません。前述の内容につながる説明、手術治療を説明してくれる先生は信頼できます。 最後に私がお預かりさせていただいた患者さんです。転倒して靭帯損傷をした患者さんでした。掌側の靭帯を他の腱を利用して修復、再建しています。 7年前に手術させていただいた患者さんです。 傷もきれいに治っていました。 介護職で仕事をされています。 皆さんにもこうなれる可能性があることをお伝えしたいで... 続きを読む
コメント
コメントを投稿