野球肘の内側部痛 ~小中学生の場合~

 野球肘をコントロールすることはなかなか難しいです。小学生高学年から中学生は骨端線が残っていますので、過負荷に伴う剥離骨折様のレントゲン像を見つけ出すことが大切です。もちろん、無いに越したことはないのですが、レントゲンでもしっかり捕まえることは可能です。MRIがすべてではありません。屈曲45度像や外旋斜位ときに内旋斜位を用いれば画像での評価に耐えられます。成長期の画像は、3から6か月単位で成長軟骨の見え方も変わりますので、より注意が必要です!

 もしも診察してくれた先生に「とりあえず様子見ましょう」と言われたら、どのくらい様子見るのかを先生によく相談していただきたいと思います。

 みんな早く野球やりたいんです。その期待に応えましょう。

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