自分でできる【夏バテ】対処法 その1

  7月より裕子先生による【夏バテ】外来が季節限定で開設されました。

 【夏バテ】についてのブログをあげさせていただきます。

 少しずつですが、追加更新しますので、参考になれば幸いです。

 今回は、対処方法のご案内です。


自分でできる【夏バテ】対処方法 その1

 

●  入浴、マッサージで体を温める


自律神経に優しい適切な湯温は38度から40度で10分から15分のんびり入浴してあげましょう。

サウナで体を温めるという方法が有効かどうかは、人によります。

体力が残っている方は、新陳代謝を上げることで暑さ順化を促しますので、効果があります。

そのため、高温から冷水による自律神経への刺激は有効に働きますが、疲れ気味の体では合わない可能性がありますので注意が必要です。

自分がどちらかを把握して、無理のない方法を選択しましょう。

また、マッサージをするなら、様々な神経やツボが集まっている耳がおすすめです。

痛くない程度の力で引っ張ったり回したりすると、リンパや血液の流れを促し、頭痛の解消や自律神経を整えるのに役立ちます。


●  食事の内容に気をつける


夏は、栄養バランスのよい食事を心がけながら、不足しがちな水分やミネラル、体をつくるタンパク質、疲労回復に役立つビタミンなどの摂取も意識しましょう。

水分摂取においては、10度ぐらいの温度が、胃腸にも優しく、適温です。

胃腸の不調を感じている場合は、刺激の強い食べ物は控え、消化によいものを食べたり食事の量を減らしたりして、胃腸を休めるとよいでしょう。


●  心身を休める


    睡眠などで心身を休めると、疲労がリセットされ、ストレスも軽減できます。

日中もできる手軽な方法に深呼吸があります。深い呼吸を意識して行うと、副交感神経の働きが活発になり、自律神経が整いやすくなります。

息をゆっくりしっかりはくことを意識しましょう。

 

●  水分を摂取する


人間の体は寝ている時も汗をかき、水分を失っています。

体内の水分不足はだるさや頭痛などの原因になるので、水分はこまめに摂るようにしましょう。

体液には一定の塩分が必要なので、水分を摂取する場合は汗で失われる塩分も一緒に摂ってください。

なお、利尿作用や血管の収縮・拡張作用があるカフェインやアルコールは、水分の代わりではありませんので注意が必要です。


●  市販の胃腸薬や頭痛薬を活用する


胃腸の調子が悪い時や頭痛がある時は、無理をせず、市販の胃腸薬や整腸薬、頭痛薬の力を借りましょう。

ただし、頭痛薬の過剰摂取は「薬物乱用頭痛」を招く恐れがあります。

月に10回以上市販薬をのんでいる・効果が感じられない方ははやめに医療機関を受診しましょう。


●  医師に相談する


朝から体調が優れず、日常生活に支障を来している場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。

医師が症状を確認し、適切な治療を受けることができます。


自分でできる【夏バテ】対処法 その2 をご説明いたします。



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