Q:突き指と言われたのですが、痛いです。
「1か月前に突き指をしたため、整形外科に受診したのですが、「捻挫なので経過を見ましょう」と言われてその通りにしたのですが、痛みが治らないんです」という、患者さんが来院されました。
拝見すると、指の側副靭帯損傷があり、ストレス撮影で20度は左右差がありました。痛みもありますし、まずはもう一度、安静にするために取り外し可能な指ギプスを作成しました。また、患者さんには、病態を説明して初期固定の重要性、指の安定性と可動性のバランスについてご説明しました。
早期の日常生活改善と将来の関節症変化の予防を重視するなら、手術が確実です。
しかし、患者さんには、そこまでのご説明が初期にされていませんので、リセットしたつもりで保存的に行けるところまで、期間を区切って考えましょうとお話ししました。
いつもながらでは、ありますが、関節機能の破綻と損傷の程度によっては、時間だけ待っていても治らないものは多くあります。専門医はそのためにいるともい言えるのですが、改めて初期治療の重要性を認識しています。
これからが、大切です。患者さんと一緒に治療開始です。
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