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読売新聞3月15日(日)に2024年度手外科手術実績として当院が掲載されました

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当院は、読売新聞 3 月 15 日(日)全国版 に 2024 年度手外科医療実績として 香川県で唯一掲載されました。 2024 年の年間 230 件以上の手肘の骨折と慢性疾患の手術実績がある施設が抜粋されています (当院の詳細はこのブログでもご確認できます)。 当院の数字は、 谷野医師が患者様との信頼関係をいただき、手術承諾をいただき、 ご信任いただき、 院長のみが執刀している数値です。 誠にありがとうございます。 今後とも、『分かりやすい説明』『正確な診断』『的確な治療』をモットーに 診療させていただきます。 全国主な医療機関の手外科の治療実績(2024年、単位は件)

2025年 院長手術実績 をアップいたしました

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         2025年1月から12月まで 院長手術実績 手術総人数 233名  手術内訳  各項目の手術件数は、部位の重複が含まれます (お一人で複数個所手術となる場合があるため)

2025香川上肢の外科研究会が開催されました

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   12月6日(土)に上記研究会が開催され、               演題発表してまいりました。  「橈骨遠位端骨折後に発生した反復性遠位橈尺関節脱臼の1例」でした。母校で培った知識を生かして、応用した症例になります。  実は、患者さんはこの日、傍聴していた病院のとある先生のところから、お忍びで来た患者さんでした。  1年間で3回の脱臼をしていましたが、「治らない」と言われたそうです。  TFCCの修復と橈骨の矯正骨切り術をさせていただき、脱臼もなくなり、最終治療を終えました。 お茶の先生にも復帰して、治療自体を喜んでいただきました。  開業医も長くなりましたが、まだまだ、お役に立てることがありそうです。  難しい治療はどの先生でも難しいのですが、 「わかりやすい説明」 「正確な診断」 「的確な治療」 を意識して、明日からの診療に生かしてまいります。 「」『分かりやすい説明』『正確な診断』『的確な治療』 『分かりやすい説明』『正確な診断』『的確な治療』

即日判定 エクオール生産能検査 スタートしました

  当院では、体内に「エクオール変換酵素」があるかを その日のうちにチェックできる簡易版検査キットと 高精度検査キットを導入しました。 健康維持や更年期対策、手指の疼痛として最近 注目 されているメノポハンド予防に関心のある方、 ぜひご活用ください。   Q  : エクオールって何? •            大豆イソフラボンの代謝物です •            女性ホルモンに似た働きをし、更年期症状の緩和や骨の健康をサポート •            日本人の約半数は自力で作れないと言われています   Q  : 当院の即日検査(簡易版)の特長 •            簡単採取:尿をワンステップで採取 •            迅速診断:最短15分で結果が判明(高精度版は 1 週間後 要再診) •            専門解説:医師または看護師が結果をもとに個別アドバイス •            通院負担軽減:予約不要での当日検査が可能   Q  : こんな方におすすめ •            更年期のホットフラッシュやイライラが気になる •          ...

関節リウマチの高度PIP関節変形に対する人工指関節置換術の学会発表動画

  以前より専門学会で発表していた演題を本ブログに少しずつアップさせていた抱こうと思います。患者さんにとって良い情報になればと思います。 本発表は関節リウマチの指変形にも色々ありますが、70度以上のPIP関節の屈曲拘縮(ほぼ指が曲がりぱなしの状況ですね)の患者さんに対して、少しでも可動域が獲得できるように、顔を洗いやすく過ごしていただくようにとの思いから、施行してきた症例のまとめ発表となります。 ちょっと、専門性が高いのですが、動画ですので、見ていただければその限界と良さが伝わればと思います。 成績にバラツキがある事実もありますので、すべての患者さんにお勧めしてよいかは別ですが、一定の水準まで良くなるのではと思います。 悩まれている方、もうあきらめなさいと言われてしまって途方に暮れる方いらっしゃるようですので、参考になればと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

野球肘(外側型:離断性骨軟骨炎)の実際症例  

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  本日は今後手術予定の患者さんの画像からです。 14歳 男性(中2) 近医のスポーツクリニックで野球肘検診と称して3,4か月に1回経過観察されていたようです。3か月の野球禁止をうけていたが、そのあとは、ドクターの指導内容がどうしたらよいのかわからないため、初発の症状から1年経って当院に来訪いただきました。 関節可動域は良いようです しかしながら、実際のレントゲンでは、以下のような写真となっています。 画像では見事なOCD(離断性骨軟骨炎)です。中央の骨がへこんでいる点が異常なので、中央型となります。外側が欠損する外側型よりは可動域制限などが目立たないので、困らないとドクターに判定されたようです。保存療法を経て、このように外側が修復していき中央だけ残ることもあります。   あまり患者さんは疼痛は言わないことも多いですが、この方は、 「キャッチボールとちょっと遠投するとやっぱり痛いです」「バッテイングは大丈夫です」とのことです。 指導されていたドクターからは、「無理しない範囲で使っていいよ」とのこと、私から「本当に 上手くできているの? 」と聞くとちょっと黙っていました。 野球肘外側型では小学生高学年から中学生ぐらいまでは、OCDと呼ばれる離断性骨軟骨炎での受診率が高いです。実際、整体やスポーツトレーナーの預かりでエコーだけ当てて経過みているチームもいる事実もあります。 今回のドクターはスポーツ医の資格だけの先生ですので 、手術にならないように予防のお話しはしていたようですが、 手肘の専門医、指導医でもありませんでした。 そのため、野球肘の手術適応の基準は知らないようです。 成長期のスポーツ障害は競技によって特徴的なものがあります。野球肘というぐらいですから、本疾患では肘の専門性が高い医師と相談していただければと思います。 (この子の場合、病初期で3か月待っても復帰できない場合は、骨釘移植などで術後4か月から5か月で完全復帰を目指しますし、分離期や遊離期で大きな欠損の場合は、肋骨肋軟骨や膝からのモザイク形成術で術後5から6か月の完全復帰が可能です。患者さんにも、早い段階で適切な治療方針を提示してもらい、家族で選択できる環境が欲しいところです。このご家族のおいては前医からは何も説明されておりませんでした。) 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www....

今日の症例から ~ 母指CM関節症に対する関節形成術 ~

患者さんは 50代後半の土木作業員の方でした。 「シャベルを使うと痛い」「残土など運ぶ時にも痛い」など仕事での愁訴と 「ペットボトルのフタが開けにくい」「ズボンを持ち上げてはきなおすのがつらい」といった生活上の不具合もあった方でした。 日程がなかなかお休みとれなかったのですが、幸い、1か月の休養が担保されましたので、患者さんとご相談して関節形成術の手術となりました。 今回は、傷んだ大菱形骨を摘出してぶつかり合う要素を排除し、その不安定性を最小限に抑えるために腱を用いた靭帯再建術を行っています。 今日は術後6か月での画像を提示します。 日本中で行われているスタンダードな術式でもありますが、なかなか、一般整形外科でお勧めされないかとは思います。 CM関節症への手術方法は多くのバリエーションがありますが、疼痛をとるということに関してはどれも有効な方法だと思っております。 患者さんの環境、時間が許せば検討いただきたい手術の一つです。伝達麻酔という、上肢の部分麻酔で1時間で対応可能ですので、それほど体の負担にはなりません。 あきらめることなく、お近くの手外科専門医の先生に相談いただければと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

今日の症例から ~ 手根管症候群対立再建術 術後経過 ~

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手根管症候群、母指球筋萎縮に対する対立再建術 術後8か月 「手指がしびれて力がいれにくい」「ペットボトルのフタが開けにくい」 との愁訴で来訪されておりました。 検査の過程で手根管症候群であり母指球筋の萎縮(筋肉のふくらみが減ってくる状態)が出現んしていました。 「手指が使えるようになりたいのです」とのリクエストでもありましたので、手根管開放術と長掌筋腱を用いたCamitz法と呼ばれる対立再建術をさせていただきました。 通常の手根管症候群の手術よりも固定期間をいただきますが、早期に手指に力を入れてつまむ動作ができると考えております。 開放術のみで正中神経の自然な回復を待つ先生も多いのですが、(私も患者さんによってはその方法を採用しております)本当に戻るのか?など判断基準はなく、まだまだ不確実なことも事実です。  下の写真は術後8か月の写真です。外観もきれいですし、しびれは消失しているそうです。 下の動画でもわかるようにつまむ力も回復しています。しびれもとれているようですので、好きな草むしり(まめな方でして、熱中症には注意してもらっています)もやりやすくなっていて、大変喜んでいただきました。 患者さんのお困りごとは一人ひとり異なります。あきらめず、ご相談していただければ何らかの方向性が得られると思います。 「様子見ましょう」も良いのですが、いつまで様子をみるのか?を意識して主治医の先生とご相談するのも一考かと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

一般的な腱鞘炎(ばね指)の治療方針について

    手指の腱鞘炎の特徴と症状について 腱鞘炎とは、腱と腱鞘の間に炎症が起きる病気です。腱は腱鞘の中を通って指を曲げたり伸ばしたりする際に必要な部位です。 症状は初期段階では違和感や不快感、一瞬の痛みがあります。進行すると指を曲げ伸ばす動きが困難になり、日常生活に支障をきたすこともあります。 手指の腱鞘炎の治療法 1: 安静        症状がある場所に負担をかけずに安静に過ごすことが大切です 2:ストレッチ    症状が軽減したら手指を意図的に反対側の手で伸展させることで、          指の柔軟性、腱の滑走性を保つことが重要です 3: 病院での治療  改善が見られない場合は、ステロイド注射を腱鞘内に投与して炎症            を 抑えることもあります。並行して、運動療法リハビリにて具体的           な手指の使い方を指導します 4:手術     1から3の治療で改善が得られない場合、来院時にすでに関節拘縮、          屈筋腱同士の癒着がある場合は手術が必要になる場合もあります 手指の腱鞘炎の手術方法 実際の手術方法には以下の3つがあります 1.      腱鞘切開術  o    通常の皮膚を切開して行う手術です o    局所麻酔を行い、腱鞘の直上の皮膚を数センチ切開します o    切開した箇所から原因となっている腱鞘を探し、指の両側にある動脈や神経を傷付けないように手術を行います o    抜糸は 10 日前後で行われますが、軽度の作業はすぐに行えます o    費用は症状によって異なり、健康保険の 3 割負担で 2 万円前後です 2.      内視鏡手術  o    内視鏡を使って行う手術です o    局所麻酔を行い、皮膚を数ミリ切開し、内視鏡の管を挿入します o    管の中にメスを入れて炎症を起こしている腱鞘を切除します o    費用は施設によって異なり、健康保険の ...

今日の症例から ケガの後のしびれには注意しましょう。~指神経断裂縫合術~

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今日はちょっとマニアックですが、 指周辺の傷の時には、指の しびれがあるかを注意してください。 患者さんは、17歳男性でした。ガラス片に手をついて皮膚を切ってしまい、近所の外科で縫合術をしてもらったそうです。それ以降、しびれが続くため当院を来訪してくれました。 他院では、傷が治ったら問題ない旨、しびれは経過見ましょうとのコメントだったそうです。 傷はこんな感じですので、指神経や腱損傷が危ないパターンです。 親指の指腹がしびれるとのことで、指神経断裂を疑い手術を勧めました。 手術で確認してみると神経は傷が入っていました。 (画面真ん中下のマカロニみたいに見えるところのくびれみたいなところが断裂部位です) 顕微鏡を用いて、髪の毛よりも細い糸で縫合しています。 固有指部での神経断裂はご本人のしびれが唯一の症状ともいえます。神経の走行(通っている場所)は、手外科専門医ならば想像がついていますので、最初のケガをされた時に神経損傷の有無を確認しながら治療に当たってくれます。 神経断裂は様子を見ても治りません。傷の上をぶつけるとそれより指先がしびれて響いたり、けがをした指が他の指と比べてしびれている場合は要注意です。 めったにないのかもしれませんが、お怪我をされた時にはしびれの有無には気にかけていただき、しびれていた場合は、きちんと先生にお伝えして対応を考えていただければと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

手根管症候群についてのご質問

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  以前、四国新聞の質問コーナーでお答えした記事を掲載させていただきます。 「手指がしびれる」と検索するとよく出てくる手根管症候群の記事になります。 一般的なことですが、診断、治療方針、生活の注意点、どこまで保存療法を頑張れるか、どこからは手術も検討した方がよいのか、を考えて記事を作成しております。 甲状腺機能低下症や血行障害でもしびれることはございますし、頚椎症からのしびれも外来では注意が必要です。 手指の使い過ぎは、よく知られていますが、意外と「手の休ませ方」をアドバイスしているものは少なかったりします。 民間療法や医療類似行為での指導も散見されますが、診断、治療の一貫した流れを熟知している手外科専門医のコメントを参考にして、患者様に合う、受け入れられる治療方法を選択していただくのがよろしいかと思います。 SNSの時代となりました。 情報が多くて「何が正しいのか」「何が良いのか」患者様自身での判断が難しくなりました。 記載された情報の出どころが、明らかであるかをご確認いただき、記事を吟味していただければと思います。

手根管症候群に対する私の治療方針

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  今回は、以前四国新聞社から依頼をうけた、読者からの質問をうけた記事を転載させていただきます。 手根管症候群は手のトラブル疾患として有名なものです。 日本手外科学会広報委員会の先生方監修のパンフレット 1shukon_4.pdf (jssh.or.jp) もございますので、気になる方はそちらも参照いただければと思います。  細かい字で申し訳ありませんが、神経は新品にはなりませんのである程度の段階で助けてあげてほしいと思います。  患者さんが受ける疾患による痛みは、不安を増悪させますので、患者さんも投薬や治療にご理解いただきやすいのですが、しびれまでですと意外と慣れてしまいます。  時間がたつほど、神経変性も進みますので、本来の神経の反応よりも鈍くなります。  これはこれで痛みがメインでお困りの方には、軽く感じたりします。  症状が快方に向かえば、生活しやすくなりますので、本来の正中神経のダメージが蓄積されていくだけです。  ちょっとした落とし穴ですので、個人的には心配なことです。 一定のチエックポイントや期限を設けて症状が遷延するのか、改善するのか、悪化しているのか 気にかけていただきたいです。   しびれはご本人にしかわからないものです。  体のサインを冷静に判断して、手外科専門医とご相談いただければと思います。

Kanavel signs(カナベルの4兆候)はとても大切です

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1週間前に棘が刺さったものの様子をみていたとのことです。皮膚科に行かれましたが手指の問題だからとご紹介をいただきました。 来院された時の写真がこのようになっています。  爪の周りが暗赤色で腫脹、疼痛が明らかです。 本来の色とは明らかに異なります。 これは、棘がささったことで皮下脂肪の組織が細菌感染を起こして周囲の正常組織がダメージを受けています。紫斑とその周囲の変化は炎症腫脹を呈しています。 この状況をKanavel signsと言います。 教科書的には、炎症を起こすことで 熱感・発赤・腫脹・疼痛の4つが発生することをさします。最後に機能障害が起きるので、これを含めて5兆候にする教科書もありますね。 この4つがそろっている場合、患者さんの局所にとっては危険な状況です。 指のこの部位ですと細菌に起因する骨髄炎や腱鞘炎が発生する可能性が危惧されます。そこまで悪化すると機能障害(先ほどでてきましたね)が残ります。この方も1か月の治療期間を要しました。 どうぞ、何か起きたら困りますので、早めの診断と治療を心掛けてください。

母指CM関節固定術後1年6か月

患者さんは70代の女性です。当時「物をつまむといたい」   「ズボンのすそをたくし上げると指のつけねが痛い」「フライパンを持つと痛い」といった愁訴がありました。 母指のCM関節症を関節固定して1年6か月が過ぎました。 患者さんの笑顔がうれしいです。 非常に便利になったんですと、言っていただけました。 また、半年でのfollowとなります。 母指を使う時だけ痛いことも多いとは思いますが、あきらめずにお困りの場合はどうぞ手外科専門医とご相談いただければと思います。

珍しい手根骨の癒合症

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 今日は珍しい手根骨癒合症を提示いたします。労作時痛があるのでご相談を受けたのが数年前でした。お仕事柄仕方ないですね。などとお話しをして半年に一回、外来でお会いしております。レントゲンでまるで間違い探しのようなのですが、違いがわかりますか? よく見ると骨がくっついてますよ。 レントゲン正面像です これは側面像 斜位像となります もう一つの斜位像です   赤矢印の部分が癒合部位です。 珍しいので私自身が興味があるのですが、幸い、患者さんの手関節の動きは問題ないのです。させていただいております。 きれいな背屈可動域です お仕事の負担だけ 注意いただくように 生活指導をさせていただいております。 掌屈も問題なしです 変形治癒で関節固定をせざるを得ない場合の参考になるので 私自身にとっての教科書です。 今後も一つ一つの状況を 丁寧に拝見させていただきます。

ちょっと工夫したマレット指の手術の術後6か月

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 2023年は色々ありました。 本年もよろしくお願いいたします。 今年の1つ目は、前回載せていた患者さんの6か月後の最終診察での外観と動きを提示させていただきます。 手術後は2週目からは制限なく使用いただきました。仕事に支障ないようです。 経過をみせていただくために手術後1、2、3、6か月ごとに写真と診察で拝見しましたので、今回で卒業となります。 骨折の状況によっては石黒法でない方法も行います。早期に手を使いたい方は特殊な手術方法ですが適応があると思っております。 患者さんの骨折状況は一人ひとり異なります。オーダーメードとまではいきませんが、治療方法は医師にも癖や得意なものがあります。どうぞ、患者さんにとって最良な方法を選択、提示できるように今年も進んでまいります。 6か月時点の側面でのレントゲン 外観 動画になります。

今日の症例から ~ ばね指の関節鏡下腱鞘切開術 ~

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今回は、ばね指(腱鞘炎)の手術症例についてです。 ばね指の手術をさせていただく場合、患者さんとご相談しながらですが、3cmぐらいの横皮膚切開で手術をさせていただくことも多いのですが、 今回は関節鏡下の腱鞘切開術 となりました。 症状としては中等度で関節拘縮はなく、他動での指伸展も保たれ、深浅指屈筋腱の癒着も手術前にないことが明らかな患者さん でした。 この場合は、シンプルに指の屈筋腱の通り道(これを腱鞘といいます) を切って開放するだけでスムーズな指の動きが回復する可能性が高いです。 そのため、 前述の条件が整っていて、手指を使う方で少しでも早く水を使いたい方 には、手術の選択として提案させていただいております。 この傷で手術後1週間です。実際には5日目から水を使うことを許可しています。 手術で皮膚切開をすると、傷からの感染予防のため、10日前後での抜糸をしますのでそれまでは水を使うことは控えます。 この数日間は患者さんにとって大きな差ですね。 小さい分だけ局所腫脹が強くてイメージよりも痛かったなどもありうるのですが 、実際には3日ぐらいで痛みは減衰します。 もちろん、他院でも行うように皮膚切開しても同じですが 、 関節鏡やエコーガイド下この類の手術はシンプルに腱鞘だけをきるので、腱の癒着や周辺滑膜、肥厚した腱鞘の処置などはできません。 ですので、軽症例にお勧めしています。 手術を好きな方はいないので軽症の方は注射の処置などもよい適応ですが、この手の手術自体は傷の小ささからも体への侵襲は少ないのも事実です。準備などの方が大変なのと、元来3cm程度でできる手術ではありますし、全国的に普及している程ではないのですが、当院ではこのような処置も選択可能ですので、ご用命があればご相談いただければと思います。  整形外科とくに上肢の関節鏡手術は日進月歩です。整形外科一般医としては必須手技とは言えませんが、修行時代の小生に多くのヒントや見本手術、叱咤、激励いただいた大学諸先輩方にいまさらながら感謝しております。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

本日の症例から  ~変形性指関節症(へバーデン結節)に対する手術後~

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  今回は、以前手術をさせていただいた変形性指関節症(いわゆるへバーデン結節)の患者さんの関節固定術後6か月のお写真を提示します。 つまみ動作が回復して指先の力が入っている(爪の周囲の皮膚が白くなるぐらい力が入っていますね)のがわかります。 中指と示指を手術していますので、その2本を試しています。つまむ動作はこの2本と親指の仕事ですので大切ですね。 外観は大きく変わりません。右だけ手術させていただいています。掌に傷があるのは、手根管症候群を小生がさせていただきました。当時も手指を多く使う方でした(介護職員の方)ので、しびれていたため手術に踏み切ったとのことです。    皆さん手術をされる必要ばかりではないかと思います。しかしながら、患者さんからうかがうと、まだまだ、「もう年だから仕方ない」「使うときだけ痛いのなら我慢したらよいのでは」など、実際にここまでの可能性があることを知らない、医療関係者や周辺の方々から言われてあきらめている方も多いと思います。  突然、治療を選択するのも大変ですが、何も知らないままいるのも知る権利、選ぶ権利が損なわれているのと同じでもあります。  正確な診断、適切な治療を患者さんと一緒に選択していきたいと思っております。  これらの疾患は幸い、 患者さんも私も慌てる必要はないはずですから、 手外科専門医でもありますので、すこしづつ本当のことを知っていただければと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

日本手外科学会での発表動画 ~母指CM関節症~

 今年の日本手外科学会(4月20~21日)では、幸い、演題が二つ採用いただきました。 コロナ禍であったため、本格的な対面での学会は久しぶりとなりましたので、頑張って二つ演題をエントリーしたところうまく採用されました。 今日はその一つの動画を掲載します。 7 5歳以上の独居生活の患者さんにさせていただいた母指CM関節症の1年以上経過した方々の手術成績です。 細かなデータ主体の発表ですが、 手の機能が改善しています。 ということになります。 私自身もいくつかの手術方法を患者さんとご相談しながらお勧めし、手術をさせていただいております。 今回のような独居生活の方々は 「早く手を痛みなく使いたい」 と思う一方、 「もう年だからあきらめようか」 と悩まれていた方々です。 母指CM関節症なので手外科専門医からすると、手術内容も色々ありますし、求めるgoalによっては、固定術など他の術式の方が良い印象もあります。 患者さんが選ぶこと自体が大変だとは思いますが、患者さんに選択枝があることが最も大切なことだと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

ちょっと珍しい爪下の腫瘍(グロームス腫瘍)

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  先日、久しぶりの症例がありました。実は5年ほど前に私が診断させていただき、経過観察をしてもらっていた腫瘍です。 指先がとくに痛いとのことでして、外観はこんな感じです。 画面の爪で右下が紫色にみえるようでしたら、それが腫瘍なのです。 グロームス腫瘍を思わせる典型的な外観像でした。 指先は動脈から静脈へと毛細血管網を形成して変化するのですが、その部位にあるグロムス細胞が異常増殖して起きる腫瘍です。 良性なことが多いのですが、まれに多房性に発生する方もいますので精査してからの手術が安心です。 手術の実際です。同部にきれいな腫瘍が露呈しました。これらを愛護的に摘出して爪床を修復して終了します。同部にあると爪甲との間にはさまって異常な痛みを訴える方も多いです。 この病態を知らなく、また、外観にはあまり目立った変化が出ていない場合は気づいてもらえない方もいらっしゃいます。 以前お会いした別の方では痛みの訴え強すぎるものの、診断してもらえず。逆に、不安神経症の疑いで心療内科に紹介状を書かれてしまったという残念なお話しもあります。 早期発見はそのあとの患者さんの生活が自ら選択できる上では、重要なポイントです。この方も自分のペースで経過観察されて、予定手術で生活への影響を最小限にされています。 細かい話になっておりますが、痛みがとれて喜んでいただけましたので、ブログにものせさせていただきました。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com