TFCC損傷 ~本当に捻挫なのかな、最近よく相談されるTFCC損傷~
最近、よくご相談されるのが、交通事故後の手関節尺側部痛です。自転車にのっていて、あるいはバイクに乗っていて転倒することで手をついた時に痛みが生じます。患者さんの言葉を借りれば、
「痛かったんですが治ると思って1か月様子見ました」
「動かす時しか痛くないので、いつか治るかなと思いました」
「痛いんですが、動くんで様子見ました」
などなどです。私自身も困ったことを後送りすることは、ございますので、人のことばかりは申し上げられませんが、痛みは体からのサインでもあります。
「きっと捻挫ですね」
「少し様子見ましょう」
「いつか良くなりますよ」
など優しい言葉はうれしいものですが、「それ本当ですか?」というものです。
「本当に捻挫なのかな?」
「少し様子見るっていつまで様子見るの?」
「いつかっていつぐらいなの?」
などなど、答えていないお答えであることには気づかれると思います。正確な診断、的確な治療はどんなときにも重要です。
ちょっと気になる、心配だながありましたら、早めにご相談をしていただければと思います。