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サッカー選手と足関節捻挫

  サッカー選手は、足関節の捻挫が多いスポーツの一つです。香川県には、足の専門医はいないため、小生が治療を担当することが多くなります。幸い、大学の足の専門医(評議員)の先生方にお世話になっておりました関係でどこまで治療できるのかをお話しできることが可能です。  先日も陳旧性の足関節靭帯損傷の手術治療をさせていただきました。本人曰く、球をもらってからの切り替えしやドリブルする時とデフェンス時の切り替えし運動が不安定で困っていたとのことでした。6週目からサッカー練習を再開されています。高校生活の限られた時間の中でけがのために練習を休むことは大変つらいことです。  ただ、漫然と待っているのでは何も生まれません。正確な診断、適切な治療を受ける権利が患者さんには常にあると思います。 

日本肘関節学会の座長依頼

  先日、日本肘関節学会の座長依頼のお手紙がとどきました。雪まつりが札幌で開催される時期ですので、まずは宿泊確保が大切です。  日本レベルの肘関節に興味のある整形外科医が一同に会して議論、発表する2日間です。  座長の依頼は、いつもながらですが、身の引き締まる思いです。活発な議論の中に新しい思考、工夫がみられるので楽しみな2日間です。

転倒後の手関節痛 ~骨折は見つけるのも難しいものです~

  転倒後1から2週間たっても痛みが取れない方が来院されました。近医でレントゲン撮影をするものの骨折はないでしょうとのことでした。本人は掌の小指の付け根が痛いようで掌側から押すとよけるように痛がりました。私もレントゲンはとりましたが、判然としないので、CTを依頼したところ、今回は、有鉤骨鉤骨折でした。鑑別診断のレベルでは豆状骨や三角骨も可能性があります。最初の段階で「骨折はないです 」と言われることもあるかと思いますが、痛みが続く場合には、もう一度、どうぞ整形外科医にご相談ください。  肋骨骨折なども2週間ぐらいした方が、骨折線が分かることも多いです。患者様にとっては煩わしいことかもしれませんが、いつか治るだろうが本当に治るかはご相談しながら行わないと想定外の展開となります。

日本足の外科学会 ポスター発表

  この週末に日本足の外科学会が木更津で開催されました。関連病院の先生にお願いして、ポスター発表していただきました。腓骨筋腱脱臼の発表でしたが、無事に終了したようです。  実体験として学会での質疑応答の経験が次の臨床に生かされます。発表の後にデイスカッションしていただければさらに良い経験になります。学会に行くのも大変なのですが、何かをつかんでもらえれば苦労もひとしおと思います。

肘内側側副靭帯損傷

  少し古くなりましたが、大谷選手が肘の靭帯損傷の再建手術を行いましたね。野球選手、とく投手にとっては負担のかかる部位の一つと言えます。topレベルの選手にとっては、機能の低下は許容されるものではないことは想像に難くありません。  野球選手のレベルにもよるのですが、どこまで治療対象として手術をしてまで直すのかが重要です。当院では館林慶友病院の伊藤先生の開発された方法である伊藤法を踏襲して治療を行っています。詳細は割愛しますが、安定した成績を得ていますので、最大限のリクエストにお答えできるかとおもいます。  患者さんに乗り越えていただく必要があることとしては、手術をした後のリハビリを上手に焦らず、地道に続けることが治療成績に直結することも強調しておきたい一つです。

手のひらが突っ張ります。なぜでしょう?

  50台の男性です。掌に皮膚つれができていて、曲げるのはできますが、伸びません。とのこと、しびれもないし、痛くもないので、放置していたとのことでした。  外科にいって様子をみてと言われたとのことです。  デュプイトレン拘縮という名前がついている病気でした。この病気は原因が不明なのですが、掌や指の腱膜にコラーゲンが沈着して結節ができます。放置すると数か月ごとですが、皮膚の突っ張り、こぶを引き起こし、伸びにくくなります。ひどい手では、指MP関節が90度以上に曲がったままになります。  様子を見るのは、良いのですが、「いつまで」「どの程度」待っていいのか、定期的に医師と確認する方が良いのか伝えると患者さんは安心するのではと思います。  この方は、テーブルテストも陽性ですので、治療対象です。手術、注射と現在はバリエーションがございます。クリニックは常に相談できる間柄でいたいと思った患者さんでした。  デュプイトレン拘縮研究会( www.dck.jp/ )では、本疾患の治療可能な医療機関を提示しています。本疾患の専門医ですので、どうぞご相談ください。

足関節外側靭帯損傷 ~ 手術症例から ~

  足首の捻挫は、よくあるかと思いますが、1か月以上の愁訴で治りが悪い方は、要注意です。  初期治療期間が過ぎてくると、靭帯としての強度が保てていない場合には、痛みが発生します。  関節としての安定性が失われますので、関節内の滑膜が肥厚、炎症を起こして痛みを惹起します。また、繰り返しの怪我の場合には、距骨の関節軟骨を痛めてしまっている場合もあります。これが発生すると外側だけでなく足関節前方全体が痛みが発生します。  後方の痛みには、三角骨症候群なども潜んでおり、スポーツにおける足回りの怪我はこじらせないように初期治療に注意が必要です。  早期診断、早期治療がスポーツ復帰も確実なものにしてくれると思います。