日本リウマチ学会のオンライン学術集会

 例年ならばこの4月中旬からは、日本手外科学会と日本リウマチ学会が開催され、新しい情報を吸収できる喜びと、旧知の先生方との生の情報交換を楽しみにしていたのですが、やはりコロナウイルスには叶わず、ハイブリッドとなりました。

 オンラインでの講演会にも慣れてきました。このレベルの学術集会でのオンライン開催の大きなメリットは


① 好きな演題を好きな時に聴ける(会場では同じ時間帯に7から8演題口演するため無理)

② 落ち着いて聴けるため、頭に入りやすい(会場での集中して聴くのも良いのですが、つかれます)


 個人的には、演者の話を集中して聴くことで「何が重要か」「何が言いたいのか」「何がポイントなのか」を受け止める練習をしているような気分でした。実際、わかりにくい論点をご質問したり、座長さんが同じ疑問点を質問されると「先生もそう思いますよね」とうれしいものでした。

 実は、患者さんとの会話にもこの点が大切でして、こちらのお話したいことを、患者さんにお伝えする上で、まず「患者さんが何を欲しているかを伺うこと、おもんばかること」が、ポイントになります。

 会話のキャッチボールとご理解いただくための説明力、少しづつですが、向上したいものです。


 


 

 今年の学会雑誌の表紙です。竹内先生の切れのよい口演には、なんども感銘をうけたものです。

 

コメント

このブログの人気の投稿

一般的な腱鞘炎(ばね指)の治療方針について

本日の手術後症例 ~母指CM関節症の手術後~

手首の付け根が痛い  ~母指CM関節靭帯損傷~