関節リウマチと肘部管症候群の手指機能の不自由な症例に対する母指CM関節形成術と尺骨神経麻痺の再建手術

 先日、72歳 関節リウマチの患者さん手術の6か月後followで来院された患者さんの動画を提示します。


肘部管症候群でした。症状は、手指の骨間筋が委縮して、細かいものがつかみにくく、しびれが発生しているとのことで来訪されておりました。関節リウマチなのでつまむときのCM関節症も合併していたため、併せて何ができるかを考えてさせていただきました。

それぞれが特殊ではないのですが、腱移行で示指を寄せやすく、母指はCM関節形成術で痛みを解消させています。幸い、母指の挟み込む力はまだまだありましたので、もう一工夫はしないで済みました。

食事やボタンが留めやすく、本や雑誌も手に取ったり、読みやすいようです。

患者さんとの出会いは、膝が痛いとのことで関節内注射をしていたことからの話の広がりでした。本人は「関節リウマチだから、もうあきらめていた」とのことでした。

どうぞ、あきらめないでほしいと思います。相談していただくと改善策が何かしら得られると思います。




このブログの人気の投稿

本日の手術後症例 ~母指CM関節症の手術後~

一般的な腱鞘炎(ばね指)の治療方針について

手首の付け根が痛い  ~母指CM関節靭帯損傷~