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足関節捻挫(外側靭帯損傷)の陳旧例

  最近、多く拝見するのは、足関節の外側靭帯損傷です。  スポーツや何気ない捻挫ということで、様子をみていたとのことで1,2か月してから来院される方が多いです。  自覚症状があるような、ないようなお話しの方も多いのですが、 「階段を降りるときに抜ける感じがする」「坂道を降りるときが何となく怖い」「つま先立ちをすることがつらい」などが多い印象です。  靭帯が緩い(靭帯が切れていると緩くなります)あるいは伸びたまま生活していると前述のような不安定性が残ります。  緩いまま生活している方もいらっしゃいますが、お困りの方も多いのも事実です。お話しをしていると患者さんに共感していただけるようです。  ちょっと気になる方はどうぞご相談ください。

小指のしびれ ~肘部管症候群~

  手指のしびれが、首から来ていることも多いですが、肘の内側で圧迫されて発生する場合もあります。昔は、大工さんや肉体労働者の方がご相談を受けることが多かったのですが、最近は70歳以上の高齢の方もご相談を受けるようになりました。  意外かもしれませんが、痛みを伴うしびれはつらいのですが、それを超えると(慣れてしまうと)生活に困らないとおっしゃる方がいます。  ある意味その通りですが、神経由来のしびれを放置しておくと次第に神経自身が損傷してしまい、筋肉の萎縮に伸展します。そこまで行くと今度は「新聞や袋がつまみにくい」「ボタンが留めにくい」といった不具合が出やすくなります。  神経の圧迫症状は頸椎、腰椎だけでなく上肢の末梢神経でも看過できない病態です。少しでも思い当たることがあればお近くの手の外科専門医にご相談ください。

今週の症例から ~橈骨遠位端骨折の治療タイミング ②~

 先日、橈骨遠位端骨折の変形治癒の患者さんがいらっしゃいました。変形治癒というのは、「曲がって骨がくっついた」ということです。  どの医師も骨が癒合するために治療いたしますが、「機能的に障害が残らない」「怪我する前と同じように使えるようになる」などを目標としていると思います。  この患者さんは、「手関節を捻る時に小指側が痛い」「手をそるときに痛い」との問題が残ってしまいました。  実際には、この症状は初期に適切な治療方法があるのですが、時間が経って慣れる人も一定数いらっしゃいます。  程度の差ですが、困る・困らないには境界線があります。  骨折した時点で、どの状態を目標として治療開始するのかを確認すると、「ちょっと曲がっていても」「ちょっと変形しても」びっくりしないですよね。  きちんと治したいとなれば、また方法が変わることもありますので、お世話になる先生と必ずよくご相談しましょう。  私自身は、正しい説明が、治療の安心を増やしてくれると信じています。

当院のトイレの改修工事

  この7月12日より3週間の予定でトイレ・風呂場の改修工事を予定しております。少しづつですが、患者さんにとって良い入院環境を提供できるように改善を図ります。  工事中はご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

今週の症例から ~橈骨遠位端骨折の治療タイミング①~

  橈骨遠位端骨折には多くの治療方法や考え方があるため、出会った先生によって患者さんの治療が決定されることも多い疾患の一つです。  寿命には関連性はないことは知られていますが、高齢者が利き手を骨折すると日常生活の質がすぐに低下することは知られています。「 ギプスで待つか 」「 手術をしてすぐに使用するか 」ここは患者さんにとって最も重要な決断です。  手外科専門医の方からもう一つ注意点として足しておきたいのは、ギプスで待つ場合には、きちんと整復されない場合、変形が残ります。その場合、骨癒合が得られた後に、何らかの制限が発生するかをきちんと説明してもらえるかが患者さんにとって大切です。  先に起こりうるリスクを経験のない患者さんにご説明することも医師となったものの責任かもしれません。  「まずはくっついてから考えましょう」では、もっと治療は大変なんです。

スポーツにおける足関節靭帯損傷① ~大まかな治療方針~

 最近、セカンドオピニオンでも足関節靭帯損傷をお預かりすることが多くなりました。スポーツでの捻挫により来院された方には、その方の復帰時期を意識して指導しています。  頻度が多い訳ではないのですが、早期に前距腓靭帯と踵腓靭帯のダブル損傷の場合は、手術加療を勧めています。それ以外では、バランスリハビリを工夫しつつ生活指導で対応していることも多いです。  初期治療をおろそかにすると治るものも治りません。  腫脹の有無、内出血の有無、ストレス撮影の評価などは、治療方針に重視しています。初期の安静固定は次の治療につながります。 「 何となく治る」は本当に治るのか?主治医の先生ともう一度相談してみてください。

今週の診療から2019 ① ~ 野球肘外側型 ~

  今週の診療室からは、野球肘を取り上げます。野球肘には内側型、外側型、後方型があります。内側型が圧倒的に多く、今週も野球少年の患者さんをお預かりしています。レントゲンでの45度屈曲位正面画像、外反30度での内側上顆のはく離部分の把握が必須です。  前医で「様子見ましょう」「無理しないで行きましょう」とコメントされ、痛みが1か月続くとの相談を頂くパターンが多いです。  もちろん、骨の異常がない子もいましたが、投球時の痛みが走った思い出が聴取できると診断の大きな一助になります。すこし、休憩をあげればまた復活できます。野球がやりたくて、痛みを我慢する子も多くいます。  しかしながら、 コンデションをきちんと保つことで上の学年になっても 野球を目一杯楽しめるようにしてあげたい今日この頃です。  みんな、頑張れ! でも頑張りすぎないで!