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ちょっと珍しい爪下の腫瘍(グロームス腫瘍)

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  先日、久しぶりの症例がありました。実は5年ほど前に私が診断させていただき、経過観察をしてもらっていた腫瘍です。 指先がとくに痛いとのことでして、外観はこんな感じです。 画面の爪で右下が紫色にみえるようでしたら、それが腫瘍なのです。 グロームス腫瘍を思わせる典型的な外観像でした。 指先は動脈から静脈へと毛細血管網を形成して変化するのですが、その部位にあるグロムス細胞が異常増殖して起きる腫瘍です。 良性なことが多いのですが、まれに多房性に発生する方もいますので精査してからの手術が安心です。 手術の実際です。同部にきれいな腫瘍が露呈しました。これらを愛護的に摘出して爪床を修復して終了します。同部にあると爪甲との間にはさまって異常な痛みを訴える方も多いです。 この病態を知らなく、また、外観にはあまり目立った変化が出ていない場合は気づいてもらえない方もいらっしゃいます。 以前お会いした別の方では痛みの訴え強すぎるものの、診断してもらえず。逆に、不安神経症の疑いで心療内科に紹介状を書かれてしまったという残念なお話しもあります。 早期発見はそのあとの患者さんの生活が自ら選択できる上では、重要なポイントです。この方も自分のペースで経過観察されて、予定手術で生活への影響を最小限にされています。 細かい話になっておりますが、痛みがとれて喜んでいただけましたので、ブログにものせさせていただきました。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

本日の症例から  橈骨遠位端骨折の手術後とその動き

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  橈骨遠位端骨折をご紹介いただくことは、以前からございましてありがたく思います。今回も久しぶりに画像を掲示させていただこうと思います。 69歳 女性 農作業をされる方です。農作物を収穫して運び出すときに誤って転倒されました。写真の様に折れていて安定感のない骨折でした。 状況からも早く手を使いたいとの申し出もございましたので、手術をさせていただきました。plateを使っての固定が一般的ですね。 この時、どの機種を使うのかは、先生方の慣れもあるかと思いますが、 とくに最近の橈骨遠位端骨折に使用するplateはコンセプトが色々ありますので、機種自体の個性を熟知する必要もあるかと思います。 そのため、骨折型にあった機種選定には術者の経験値が必要です。 出来上がりはこのような感じです。他の方々も基本的には変わらないのですが、手関節を動かす部分をいかにきれいに確実に戻すかが焦点です。 かつ、早期にリハビリへ移行できる固定性がなお良いですね。 手術後の3か月の動きはこのぐらいです。仕事復帰の意欲が高いことも幸いしたかと思います。日常生活とプラスアルフアが必要な方でしたので、期待に応えられたかとは思います。 患者さんの喜ぶ顔やほっとしているお顔は医師としても癒されます。 今後もひとつひとつの出来ることを積み重ねていこうと思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

人工肘関節置換術の術後10年

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  久しぶりにお会いできた患者さんです。 関節リウマチでの肘の痛みを訴えていた男性の方に人工肘関節置換術をさせていただき、ちょうど約10年になりました。 手術前はスライドのように関節の隙間がなくなってきており、頑張ると動かせていたのですが、やはり痛いようでした。 「どうにかなりませんか?」 皆さんと同様のコメント、ご相談から外来診療は始まります。 当時も今も人工肘関節置換術をさせていただいているので、患者さんにリスクとベネフィットをお話ししてさせていただいたのを覚えています。 術後10年経過のレントゲンです。 K-NOW人工肘関節を使わせていただくことが多いです。セメント固定をしていますが、最近はセメントレスも使用できますし、解剖学的に設計された機種でもありますので安心、信頼して使っています。 手術はやはり長期成績が大切となります。 患者さんに来院していただくことも大切ですのでありがたく思います。 術後10年の外観可動域です。 痛みもとれてネクタイを締める動作や農作業の就労も可能となったようで、大変喜んでいただきました。   診察に来ていただき、ご満足いただくお言葉もいただけると手術してよかったと改めて思う次第です。患者さんにとって最善、最良を考えることは大切です。 正しい知識と診断で正しい治療を行うように、努めることが良い結果に近づけるのではと思います。

突き指も気を付けてください

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今日は突き指の患者さんの経過です 。 他院で1か月ほど経過をみていたようですが、指先が曲がったまま伸びないとのこと。 レントゲンでは骨折もないので、様子を見られたようです。なかなか腫れがひかないので当院に来院されました。 診断は指伸筋腱断裂(マレット指)でした。日本手外科学会HPの記事を参照いただくと大変、参考になります。記事のPDFはこちらです。( 6maretto_4.pdf (jssh.or.jp) ) 治療は保存療法が多いのですが、頑張って装具をつけていただくのが患者さん泣かせでもあります。 手術療法の場合は、ワイヤーを埋め込みにして、外固定を最小限の日数にできる ように治療をしています。もちろん、手術がすべてではないので手 を早く使用したい方には手術もおすすめ というものです。 左の方の指は小指の保存療法をされた方の最終加療です。 途中、腫脹がひかないので本人も気にされておりましたが、まとまるところに収まったようです。 もともと指が伸展しやすいようですが、仕事のパソコン動作も問題ないようですし、買い物や新聞紙をまとめる動作もできているとのことです。 保存療法でも左の図の方のように行くと私もほっとしますが、保存療法の成績には実際には、ばらつきが多いのも事実です。 曲がったままでも痛みはないのですが、外観が気になるのは生活の質に影響を与えるものです。気もめいりますよね。 一方、医師にも得意不得意は残念ながらございますので、専門的な知識に基づいた提案が大切になります。 マレット指は保存療法から手術まで、治療方針に幅がある疾患ですので、お世話になっている先生とよく相談をしていただき、最善の方法を選んでいただけるように願うばかりです。

今日の患者さんから ~手根管症候群の手術後の傷~

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  いつも同じ画像で申し訳ございません。 手根管症候群での手術後2か月の傷を撮影させていただきました。 左手の手掌部の傷が手術痕です。内視鏡手術などいろいろな方法で手術が提供されているかとは思いますが、丁寧に扱ってあげるとそれほど目立つ傷ではないのですが、どうでしょうか。 患者さんにとって、手術は緊張する瞬間です。病気を相談するにあたってもどのような治療があるのか、手術ならばどのような方法があるのか、できれば術後どのような流れになるのか、きちんと相談できる先生と診療できるのが理想的です。 私自身、説明がうまく伝わっているか不安になることもありますが、納得いくまで、医師と患者さんとで会話のキャッチボールをしていただくことが次の良いステップにつながると思います。 谷野医師勤務 藤井外科胃腸科・整形外科のHP www.tanino-tegeka-seikei.com

本日の症例から ~肘内側側副靭帯損傷とMRI~ 

肘関節の靭帯縫合術を施行してまいりました。 最近は開業医さんでも MRIを持っている施設も多くなり、靭帯断裂の確定診断にMRIを 用いる先生が多いかと思います。 私も靭帯の損傷程度を把握する上ではMRIが有用だと思いますが、昔ながらの局所麻酔を用いての外反ストレス撮影の所見も重要視しています。 肘の機能として外反した時に円回内筋をはじめとする前腕屈筋群とともにどれだけ支持性が残っているかが実際には重要だからです。 前腕に内出血が出ているなどはまさに屈筋群の損傷を強く疑うサインです。 私自身は前腕屈筋群の内出血は靭帯損傷を疑うサインとして重要であると考えて、 学会の発表と論文発表をしてきましたが、今日の患者さんもまさにその流れです。 もしも受診されている医師からMRI撮影から 「靭帯切れていますが大丈夫でしょう」と言われても何をもって大丈夫なのかが重要です。 大丈夫の根拠が先生の経験だけが頼りでは、その先生が専門医でないなら、、、。どうでしょうか? けがの診断と治療方針の説明は非常に大切です。 患者さんにきちんと伝わるようにお話しするのが大切と思います。  

毎日新聞のインタビュー「母指CM関節症」「ドケルバン病」を受けました

  毎日新聞の記者さんに4月中旬にインタビューをしていただきました。今回は、地域医療を考えるという企画でした。 「母指CM関節症」「ドケルバン病」についてを少しお話しています。少し前には、ロコモについての記事を四国新聞さんにご相談うけてお話したのもございました。 どちらの記者さんにも、慣れない内容やお話にも誠実にきちんと対応いただき感謝しております。この場をお借りしてお礼を申し上げます。 新聞記事を仕上げるのは、大変なのだなと、改めて思う次第です。また、お伝えできる段階で載せさせていただきます。